トカラ列島で地震群連発!その後に続いた本州・日本列島の地震を徹底解説
2025年6月、鹿児島県のトカラ列島周辺で500回近い群発地震が観測されました。過去にもこの地域で地震群が発生しており、「トカラの揺れの後には本州の地震が…」という声も一部で広がっています。

トカラ列島の地震とは?
トカラ列島は鹿児島県十島村に属し、火山島が連なる地域です。地殻変動が激しく、周期的に群発地震が発生しています。
・2021年12月:約300回の地震発生
・2023年9月:約340回の地震
・2025年6月:470回を超える地震群(最大M5.1)

地震群のあと、本州にも影響はあった?
2025年6月のトカラ地震群の後、本州各地でも小〜中規模地震が複数観測されました。
- 6月24日:愛媛県南部でM4.6(震度3)
- 6月25日:関東南部でM4.2(震度2)
- 6月27日:長野県でM4.8(震度4)
一部SNSでは「トカラが揺れると他も来る」という声もありますが、専門家は直接的な因果関係には慎重な見方を示しています。

「地震連鎖」は本当にあるのか?
地震のエネルギーはプレート境界を伝わることもありますが、「トカラ列島の揺れが本州に連鎖した」という科学的な証明は今のところありません。
ただし、プレート境界のストレスバランスが変化することで周辺に影響を与えるケースは過去に確認されています(例:2011年東日本大震災後の内陸地震増加)。

今後の警戒と備え
気象庁は「トカラ列島周辺では引き続き地震活動が活発な状態が続く」と警告しています。特に海底断層と火山活動の関係性も注視されており、震源の深さや変化に注意が必要です。
防災対策の基本としては:
- 非常食・水の備蓄(3日分以上)
- スマホのモバイルバッテリー準備
- 家具転倒防止
- 家族との避難場所共有
まとめ:地震への「正しい恐れ方」を
トカラ列島での地震群は繰り返し発生していますが、それが即座に他地域の大地震を誘発するとは限りません。ただし、「揺れが続いている時期は地震活動全体が高ぶっている」可能性があるため、今こそ日常的な備えを見直すチャンスです。
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