カーテンで寒さ対策はできる?遮光カーテンの断熱効果と落とし穴
寒い冬、暖房だけに頼らず、少しでも電気代を抑えたいと考える方も多いのではないでしょうか。「カーテンを見直す」というのは、意外と見落とされがちですが効果的な寒さ対策の一つです。実際、我が家でもある部屋に遮光カーテンを導入したところ、予想以上の断熱効果があり驚きました。
遮光カーテン1級の実力と価格
我が家で使用しているのは、遮光1級の厚手カーテンです。色は濃いグレーで、生地がしっかりしており、太陽の光を完全に遮断してくれます。カーテンを閉めると、日中でも「今は夜か?」と思うほどの暗さになり、窓からの冷気もほとんど感じません。
実際、冬の朝に部屋に入ったときの寒さが軽減されたと感じますし、夏場も遮熱効果が高く、同じ時間帯でもカーテンありの部屋となしの部屋で温度差が8度以上あったこともあります。
価格についても、手が出しやすいものから高品質なものまで幅広く揃っています。例えばニトリやAmazonなどの既製品では、1窓あたり約4,000〜8,000円程度で購入可能です。無印良品や専門店では8,000〜20,000円前後、本格的なオーダーカーテンになると20,000〜50,000円を超える商品もあります。コスパを考えるなら、断熱効果のある既製品でも十分な性能が期待できます。
遮光カーテンの意外なデメリット
ただし、遮光カーテンにもデメリットがあります。特に寝室で使用した際に感じたのは「朝が真っ暗で起きづらい」という問題です。
朝になっても外の光がまったく入らず、体がなかなか目覚めない感覚がありました。これは個人的な感想だけでなく、科学的な裏付けもあります。たとえば、スタンフォード大学の睡眠研究者や、アリゾナ大学のマイケル・グランドナー氏らの研究によると、朝の光は体内時計(サーカディアンリズム)をリセットし、夜の睡眠の質を高める重要な要素であるとされています。
私も以前、「朝日を浴びることが自律神経や睡眠に良い影響を与える」という内容をスタンフォード大学の研究紹介記事で読んだことがあり、遮光性の高すぎるカーテンがこの自然な目覚めを妨げているのではないかと感じました。
断熱効果を活かすおすすめの使い方
遮光カーテンの断熱性能は確かに高いのですが、使用する場所は工夫したほうが良いです。おすすめは、リビングや仕事部屋など、日中に長く過ごす空間です。冷気をしっかり遮断しつつ、生活リズムを崩すことなく使用できます。
わざわざ選んでつけないと1級までは流石につけていないと思いますので、慣れていない方は休日にカーテン全閉で試してみるといいと思います。
慣れていない場合本当に起きれなくなって遅刻しますので笑
どうしても寝室に使いたい場合は、タイマー機能付きのカーテンレールや、スマート家電「スイッチボット」などを併用して、朝に自動でカーテンが開くように設定すると良いでしょう。これにより、遮光性と体内リズムの両立が図れます。
まとめ:カーテンで寒さ対策はできる!でも使い方がカギ
遮光カーテンは、冷気や直射日光を遮ることで、夏も冬も快適な室内環境を作り出してくれます。電気代の節約にもつながる優秀なアイテムです。
ただし、「朝の目覚めにくさ」など生活リズムに影響する点には注意が必要です。自分のライフスタイルに合わせて、設置場所や機能を選ぶことで、カーテンの力を最大限に活かすことができると思います。
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