なぜ子どもは水の事故で命を落とすのか?
毎年夏になると「子どもの水難事故」がニュースを賑わせます。親が近くにいたのに…という悲惨なケースも後を絶ちません。
この記事では、自宅・川・海すべてのシーンを想定し、年齢別の対策と装備、親の心得を徹底解説します。

【事例】静かに溺れる子どもたち|親が目を離していないのに
「キャー!」という悲鳴や「助けて!」と叫ぶのが溺れる姿のイメージではありません。
実際は声も出さずに静かに沈んでいくのが特徴です。
2023年には、川辺で兄弟と遊んでいた5歳男児が、親の目の前で溺れて亡くなる事故がありました。兄弟に気を取られていたわずか10秒の間のことでした。
とはいえ、どんなに注意していても、わずかな時間で目を離してしまうのは現実的に避けづらいものです。
じゃあどうすれば防げるか?
しっかりと対策を講じること そういう事があった事例を知って理解することが大切です。
本記事にはできる限り事例を交えた対策等をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
家庭の風呂場も油断できない|滑って転倒が多数
「お風呂で溺れる」と聞くと乳幼児だけの問題に思えるかもしれません。しかし、4〜7歳でも事故例があります。特に多いのが、床で滑って浴槽の縁や扉の金属部に頭を打ち出血するケース。
石鹸で滑るイメージはあると思いますが、実際は石鹸なんて下に放置してないですよね?笑
浴槽の床が濡れているってだけで滑ってこけます。
特に浴室の扉をあけて浴室に入る瞬間が一番危ないです。
実際、筆者も幼少期に扉の角で5針縫う事故を経験しています。
川と海、それぞれの危険性

川の危険ポイント
- 流れが速く、足元がすくわれる
- 川底が苔で滑りやすい
- 水深が急に深くなるポイントがある
- 管理されていない自然河川が多く、危険が潜む
- 熊やマムシなどの野生動物リスク
海の危険ポイント
- 沖への流れ(離岸流)で急に深くなる
- 岩場で滑る・転倒して負傷
- クラゲによる刺傷・アナフィラキシー
- 人の多さで見失いやすい
年齢別の対策ポイントと装備一覧

0〜3歳:親が手を離さない+リード付きリュック
- 幼児は一瞬で視界から消える
- ライフジャケットは必須
- リードで半径1m以内の距離を保つ
リードは賛否両論ありますが、私は古い考えの人や子供を育てたことのない人の考えだと思います。
実際に手をつなぐだけではすり抜けていくので実際に使ったことのあるパパママは安心感を実感してると思います。

4〜7歳:ライフジャケット+GPSデバイス
- 少し離れて遊ぶ時期になる
- 万が一のためにGPS見守り端末が有効
- 声を出せない事故のため光や音で知らせるモデルも◎
この辺の年齢が一番危ないかもしれません。
お友達と遊んで親同士は談笑。
よく見る構図です。 しっかりしてきたから少し目を離しでもいい時期でもありますので、しっかりと見失った時の対策が必要です。

8歳以上:自立を促しつつ装備必須
- 安全知識を教える(深み・クラゲなど)
- ライフジャケット・ウォーターシューズで防御
この年齢になると、ライフジャケットなどは嫌がるかもしれません。
しかし、溺れたときにはあるのとないのとじゃシートベルトしてるかしてないかと同じくらいなのでしっかりここは教育するしかありません。
がんばってください!!

本当にあった事故例から学ぶ
過去の重大事故を振り返ると、多くが「親の想定外」でした。
- 川で石に足を取られ、流され死亡
- 親の目の前で静かに溺れた幼児
- ライフジャケット未着用でボートから転落
このような悲劇を繰り返さないためには、「うちの子は大丈夫」ではなく「万が一」を想定した準備が不可欠です。
おすすめの装備(Amazonリンク)
🛟 子ども用ライフジャケット(1〜3歳)
商品名:米国沿岸警備隊認証 子供用救命胴衣
特徴:股下ベルト・首浮力付きで安心
📍 GPS見守り端末 BoTトーク
特徴:防水・光と音でアラート通知機能付き
🥾 キッズ用ウォーターシューズ
特徴:滑り止め・脱げにくい・水場でも安定
まとめ|子どもを守れるのは親だけ
川や海は楽しい遊び場ですが、自然は一瞬で命を奪います。
「少しの油断」や「装備の怠り」が重大事故に直結するという認識を持ちましょう。
この記事で紹介した装備と心構えを参考に、後悔のない夏を過ごしていただければ幸いです。
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